2010 静岡市 O邸

当時、小児喘息を持っていたお子さんのために、シックハウスの影響が少ない自然素材の木の家が欲しいとの依頼を受けました。 木の弱点となる腐食をなくす為、極力躯体の丸太を外側に出さない工法と、ログハウスに外断熱を取り入れるなど 私の思い描いていた事を全て盛り込んだ思い入れのある建物です。

桜の板のダイニングテーブル

LDK横の小上がり、リビングと段差を付けて空間にアクセントをつけました

ロフトは物置として使用しています。 手すりを曲り木と枝で演出しました。

ポーチ天井はかまくらの様に丸くしてあります。 夜の照明で玄関が更に際立ちます。

狭い敷地ながら、「リビングを2階にすること」、「ベランダの大きさ」、「大きな窓」といった私達の希望にできるだけ答えようと努力してくれました。 アットホームな雰囲気と施主参加型の家づくりも嬉しかったです。 何よりも、私達より棟梁が楽しそうに家づくりをしていました。その影響で当時幼稚園だった我が子の将来の夢のひとつに「大工さん」が加わりました。